- 「まずやってみよう」 原田 美穂 21歳 長野県安曇野市出身
共同生活での、お互いの本音の会話を通して、仲間を信頼し、いい意味で仲間を頼ることを知りました。そのような人間関係を通して気づけたことは、自分を客観視することです。他の館生が自分の鏡になり、本音の会話を通して、自分のいいところも悪いところも発見する機会になりました。
- お茶の稽古、スポーツ、読書、地元の方々との餅つき、離島での釣りなど、館で行なわれたイベント、プログラムを通して初めて体験することがたくさんありました。それによって苦手だと思っていたことに対する意識が薄れ、なんでも挑戦してみようというエネルギーが湧いてきました。今までは、「やってもどうせできないのだから」と、やる前から逃げていましたが、「何もできないかもしれないが、まずやってみよう、がんばってみよう」と思えるようになっていきました。苦手なことと向き合えるようになりました。
- 「出会い」 金藤 まゆ子 18歳 鳥取県 倉吉市出身
文学の館では、たくさんの人との出会いがあります。その一つが尾道の地元の方々との出会いです。クラスで地元の方に農作業を教えていただいたり、お正月の餅つきでは、その地域ならではの餅つきの道具、味付けを教えてもらったりしました。女生徒が茶道部で稽古をしている茶道の発表の場として、文学の館の庭で行なわれた野点(のだて)にも50名近くの方々に来ていただきました。
- 共同生活を共にする館生との出会いもあります。日常生活を共にするからこそ、本音の会話をすることができ、相手を通して気づかされることがたくさんあります。尾道の風土、文化に触れながら、色々な人との出会いがあることで、今の自分が在ることを感じます。
- 「心も身体も成長しました」 対馬 靖典 19歳 東京都 葛飾区出身
僕は文学の館に、1年間お世話になりました。この1年はあっという間に感じられ、そうかと思えば、とても充実した日々で長かったような短かったような不思議な感覚です。おいしい手作りの食事、規則正しい生活リズムに乗っていくことで、段々と身体がしっかりとしました。自分でもわかる程に健康になったことが大きい変化のひとつです。
- 館生活、共同生活の中でしか学べないことは、人間関係だけではありません。自分の課題に取り組むこと、心の内面の整理をすることなど、毎日の読書の時間や、仲間との会話をきっかけに、自分としっかり向き合い成長する機会にもなりました。
- 「新しい時間の過ごし方」 福島 龍二 17歳 兵庫県 神戸市出身
文学の館には、コンピュータもテレビも、携帯電話もありません。しかし、それで手持ち無沙汰になったことは不思議に一度もありません。今までメディアと向き合っていた時間が、所属している野球部の練習に打ち込む時間、仲間との語らいに変わり、勉強課題に取り組む時間に変わりました。館の掲げている「文武両道」の生活が自然に身につき、楽しくなりました。- 僕の中で特に大きく変わった時間の過ごし方は、読書です。文学の館に来て読書習慣が身につきました。本の主人公になりきって、自分以外の人生を知り、じっくり物語を味わう喜びを覚え、言葉からエネルギーをもらえることを知りました。
- 「日本文化に触れて」 伊藤 友美 18歳 神奈川県 相模原市出身
文学の館で尾道に長期滞在をすることで、尾道でしか学べない日本文化に触れる機会をもらいました。たとえば、和室での生活や茶道の稽古、尾道に点在するお寺で開かれる薪能であったり、重要文化財である扇面屏風を間近にみられたり、琴の生演奏を聴いたりしたことです。日本文化の素晴らしさや奥ゆかしさを感じることで、だんだんと自分の心が落ち着いていくのを実感しました。- 館の共同生活はみんなに支えられてこそ過ごせるものだと感じます。話を聞いてくれ、夜遅くまで様々な話を語らい、自分の存在をみんなに全身で受け止めてもらっていることが、とてもありがたく感じました。


